幻創里見八犬伝

小ネタ漫画完成丨作品への親心

 

 

作ってた小ネタ漫画完成しました(‘▽’)
完成版はギャラリーに載せたので、こっちには下絵・線画・仕上げ混在で2ページめのカットを貼ってみました。小さい絵もせっかくなのでよく見えるように。
 
幻創里見八犬伝の中で”美形”として描いてるのは大角です。(毛野は”美人”を意識してます。)原作での8人の容姿についての表現の中でいかにも容姿端麗と言いたげな説明がされていたのが彼だと感じたので、これに基づいています。(具体的な記述については以前のこちら の記事に。)
毛野が彼になんて言いかけたのかはあえて書きませんw きれいどころに期待を全振り。
 
あと小文吾の肌の色ですがワントーン落としてみました。
今後これでいくと思います。
小文吾の肌の色についてせっかくキャラシートで言及してるのにあまり反映されてなかったのがずっと気になってたのと、彼の10代時分のイメージが肌にトーンで確定し始めていたので、今回からモノクロで小文吾描く時はこんな感じでやってみます。
これにしてみてだいぶ落ち着きました…!私の中で道節の頬に傷がないとなんか落ち着かないのと同じように小文吾も既にこの肌じゃないと落ち着かないくらいに馴染んでおります。
これまでに描いたトーンなし小文吾はそのままにしておきます。制作記もサイトもこの作品の歴史だと思っているので、比較用として残してもいいかなと。腕相撲のおまけ絵とか前のままなのでどっちがいいか見比べてみてください(ˊᵕˋ*)
 
今回の1本、実はいま決まってる本編の内容と噛み合わない部分があるんですが、小ネタはあんまり細かいこと気にせずにやっていこうと思いますφ(ˊεˋ )~♪ 本編に合わせていこうとするとそっちを先に進めてからじゃないと何もできないことになってしまうので、、それは避けたい。今できることを1つずつやっていきたいです。

***
 
最近また意外なキャラが急成長してくれて自分ひとりで凄くワクワクしています(*^ᵕ^*)
思いも寄らない口調でいきなり話し始めて、最初に持ち合わせていたぼんやりしたイメージを一瞬でくっきり打ち出してくれました。まだどこでも公開してないサブキャラなんですが、犬士のひとりに大きく影響する重要な人物で八犬伝原作にも結構しっかりめに役割を持って出てきます。
このキャラを掘り下げるのはもうちょっと後になるかなと思って初期案だけのままにしておいたら、先日いきなり動き出しました。えっ キミそんなキャラだったの!?て自分で笑ってしまいそうになるほど意外なタイプの人でした。
あー早く描きたい…!!!!
 
意外と言えば2巻の小噺に登場している毛野のパートナーも自分の想像を一気に超えていったキャラで、彼女が自然に話し始めたのを書き留めたのがあのお噺、みたいなものです。彼女も含めて今までに私が創ったことのない方向性のキャラがたくさん生まれていて本当に新鮮で、こんな人物たちに向き合うと心の底から楽しくなります。
こうしてキャラがそれぞれに生きはじめてくれるともう嬉しくてたまらない。それだけで創作を続けられるというか、こんなふうに登場人物たちの生き様を追うことが私の創作の根幹です。
この前も書いたけどみんな好きです。
ここまでで創ったキャラ、公開済・未公開含めて全員好き(ˊωˋ*)
これはきっと一次創作系の作家さんたちにも共通すると思うんですが、親ばかですよね。作品への親心こそが多くのコミティア出展層の原動力なんじゃないかなと思ったりもします。
 
私は漫画もアニメもすっかり観なくなってしまいましたが、そんな中でもずっと変わらず好きな漫画が2作品あります。
【ダイの大冒険】と【アイシールド21】 
この2作が本当に好きで強く心に残り続けています。
ダイはいまリメイクアニメ放映中ですね…!!海外にいるので残念ながらリアルタイム視聴が難しいんですが、1話も漏らさず観るつもりです。
アイシールド21は友人に布教されてはまって特に好きな巻だけ持ってるんですが、いつか全巻買いしたいと思ってます。
 
この2作品に共通するのが、キャラがひとり残らず魅力的というところ。
全員をまんべんなく好きになれる。主役周辺だけじゃなく敵キャラ、人外、見た目が冴えないキャラや能力的になんかイマイチなキャラ…どんなキャラでも登場した全員を好きになる。THE 少年漫画という感じのまさにこども・少年のための漫画らしいアツさと純真さにあふれていてとにかく大好きです。
冒険と挑戦の大傑作ストーリー。いま見返してもドキドキしたり泣いたりして、ずっと純粋に好きでいられる作品です。
 
それを考えると八犬伝もやっぱり似たところがあって、”みんな好き”なんですよね(ˊωˋ*)
推しが特にいないというのは以前この制作記にもちょっと書いたと思うんですが、やっぱり偏りなくみんな好きになってしまう作品こそが私にとっての”本当に好きな作品”なんだと思います。
 
私自身の作品も最終的にそんなふうに育ってくれたら最高だなあと夢みています。
キャラクターって個人的には創り手の思い通りにはならないものだと思っていて、生まれたあとはみんなそれぞれ好き勝手に成長していくので誰がどれくらい自分の好み・お気に入りになるかは計り知れません。そんな予測不可能なキャラたちを今のところ自然とみんな好きになれてるので、このままつくり進めるのが自分ですごく楽しみだったりします(ˊᵕˋ*)

いま誰にもなんにも見えないところで地道にキャラクターやストーリーを育てている最中ですが、いつかみんながもっと自由に動き回って生きていってくれたらと願っています。みんなの活躍の舞台が私の引き出しの中だけじゃなくなるといいなあ。ちゃんと漫画やイラストや文、本というかたちにして、みんながのびのび動ける舞台を造ってあげたい。
自分でも”本当に好きになれる作品”を目指して、裏方作業を今日もこつこつ頑張りますφ(` ´ )
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