幻創里見八犬伝

碧の夏影─◆犬村大角一枚絵完成

9/15に大角の一枚絵『碧(あお)の夏影』ようやく完成しました…!
ロゴなし全図はサイトのギャラリーに置いてます。
いま秋真っ只中ですが夏のイラストです。
描き始めた頃は燕もたくさん飛び回ってましたが、みんなもう南へ行ってしまいましたねー(ˊωˋ)春に完成した信乃の一枚絵と比べるとだいぶ時間かけてしまったなーと…💦信乃のときは後半一気にスピードが上がりましたが今回は途中までがスイスイいって背景着色に入ってからペースダウンしたような、なんだか制作の様子がが全体的に逆でした。でも好きなだけ時間をかけられたのでやりきった感があり、気に入っています(ˊωˋ*)

この一枚の中で特に描きたかったのは竹と水です。

竹という植物が大好きで、道具の素材としてもとても丈夫で美しく、素朴で愛着が湧くので竹細工などにも心惹かれています。夏生まれ設定の大角と、夏尚青く凛とした竹はイメージが繋がり合っていて、夏の暑さを感じさせない涼し気な葉の音も年中涼しい顔をしている彼に似合うなーと思っているので、そんな印象をこの一枚に込めてみました。
犬村邸の周辺にも竹藪があります。お噺の中でも度々登場することになってる舞台なんですが…まだそこまで辿り着けてません。犬村邸の中の様子は大角幼少期編で少しお披露目したので、外の様子が関わるシーンも早く描きたいですφ(ˊωˋ*)

この竹が水の中に生えているのは、偉珠日の自然植生の特徴のひとつです。
水資源豊かな水の国・偉珠日には水棲植物も多く、通常水の中では育たない植物も水棲・陸棲の両種があったりします。このことは物語の根幹に関わってくる要素でもあるのですが…まだまだ全然お噺の断片すらお披露目できてない状態なので、作品を展開させながら少しずつ情報・設定を公開していけたらと思います。

キャラクターとお噺だけじゃなく、世界観に関わる自然環境や小道具、慣習や文化等といった事柄をデザインするのもキャラを描くのと同じくらい好きなので、時間がかかっても大切に造り込んでいきたいですφ(˘ω˘ *)

残る6名分の一枚絵も構図下絵はできているので続けてやっていきたいところなんですが、信乃幼少期編の続きとイラストで一点早めに完成させておきたいものがあるので、目下の優先タスクはそれらになるかなと。感覚が鈍らないようにこの塗り方での一枚絵も間を空けないで作っていきたいので、完全に止めないようにはするつもりです。タスクを複数保持すればそれだけ時間を別々にとる必要が出てくるので、それぞれがペースダウンすることにはなるんですが💦鍛錬を毎日続けてるのと同じように、日頃から触れ続けることで維持向上できる⇔やらなくなったらできなくなる、というのが私の場合はっきりしてるので、自分のやりたい表現を磨き続けられるように、タスクは厳選しつつできるだけ”常に取り組んでる状態”を保ちたいです。漫画でモノクロ表現、イラストでカラー表現、鍛錬で基礎ドローイング。基本的にこの3点バランスは崩さないのが理想です。

ちなみに優先したいイラストについては来年以降使っていきたい予定のものなので気合を入れて構成したいですو( ˙꒳​˙و ) 肝心の本編についてはずっと頭に思い浮かべながら端書きを溜め込んでますが総まとめができてない…絵を描く手を止める時間が必要になるのでタイミングに悩みます。幼少期編完成したら一度全体を振り返ってみようかな…!
少し先を常に想像しながら必要なことを優先できるように頑張っていきます!φ(‘꒳​’ )

**追記**

制作記更新後、Twitterに上げたのでそのことを道場で書いてみたら、またちょっと長めの裏話に繋がっていったのでよかったらそちらも是非目を通してみて頂けると(*ˊᵕˋ人)
だいぶ長いこと取り組んでた一枚なので燕が最初全身入りだったことも忘れかけてました。

大角の視線はこの燕にちょっと目をやった瞬間をイメージしつつカメラ目線にも見える、という感じにしてみたつもりですφ(‘꒳​’ ) 俯瞰構図って結構好きです。

 

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