幻創里見八犬伝

のちに猟師となる浜路、サイトにも載せてるキャラ紹介などでの活発な雰囲気と違ってだいぶおとなしそうな感じになっています。このむつきが、信乃ともう少しあとに出会う荘助との関わり合いによって変わっていきます。今作中では浜路の母も登場しています。原作八犬伝とは全く違った役柄になっていて、個人的にはこの母子を描くのがすごく新鮮で原稿作業の楽しみの一つでした(ˊᵕˋ*)♪

新刊の中で触れたんですが、浜路のキーモチーフには和の世界観に馴染みの深い蝶を設定していて、そのアイデアのもとになったのがこの蝶です。

ミヤマカラスアゲハ

田舎の滝に散策に行った時はじめて出会いました。
滝を眺めていたら、なにか青いひかりが宙に煌めいていて、そのひかりをずっと目で追っていると地面に降りていったのでそーっと近くまで行ってみました。
そこには吸水している青い蝶が…！

翡翠色に輝く羽根があまりにもきれいで息が止まりました。
夢中でカメラのシャッターを切っていると、

もう一羽(一頭)がすぐ隣に降りてきて同じように吸水を始めました…！！(*ﾟ∀ﾟ*)
こっちはクロアゲハかな。
※オスは集団吸水をする習性があるそうです。

なんだか本当に信じられないものを観ているようでした。
この蝶を観たのはもう１０年くらい前になりますが、あのときの感動は全く薄れていません。この蝶が飛んでいると目の錯覚かと疑うような鮮烈な青色がきらっきらっとまばたきのように閃くんですよ…まさに幻想。滝の大きな水音が響いているはずなのに辺りは静まり返って時間が止まったかのようで、あれほどの幻想空間を今後の人生で体験することができるんだろうかと思うほどに忘れられない光景です。

そんな思い出深い蝶と、八犬伝でいちばん好きなヒロインを掛け合わせたのがうちの浜路のデザインです。のちに水を主軸に置いた作品をつくることになり、そのヒロインを描くときに奇しくも思い出されたのが水辺で出会った蝶だったのはちょっと感慨深いです。

今回の幼少期編ではそんな蝶と浜路と信乃のお噺が読めます(˘ω˘ 人)
ほか、信乃の出生時のお噺や犬塚家にわんこが来たときのお噺、３本立てです。

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その新刊ですが、通販の受付がだいぶ先に行ってしまうのと期間がいつもどうにも短いので、色々手を考えてみてpixivファクトリーの同人誌印刷で受注生産にしてみたらどうだろうという案が浮上しています。倉庫利用をずっと考えてたんですが、これだと預入れ数や利用期間・利用料などを気にしていないといけなかったりちょっと身動きが取りにくいかなあと。印刷所から倉庫へ納品するのは良くても、在庫引取になった場合にどこへ送り返してもらうかっていう問題もありまして。海外の自宅ってわけにもいかないだろうし、かといって実家や友人宅に押し付けるわけにも…ｗ

ただ受注生産だとイベントでの頒布価格よりお高くなってしまうのがネックでして、、試しに印刷条件を設定してみたら送料込で1000円は超えそうな感じでした。
以前いちど一冊無料キャンペーンのときにフルカラー設定画集を作って頂いて品質はバッチリだったので印刷クオリティの心配はしてないんですが、モノクロの漫画はこちらで刷ったことないので私の原稿が規格に合ってるか、きれいにページにおさまるかなという懸念も💦

そんな感じでちょっと迷ってますが、今後のスケジュールを見つつ時間に余裕があればそちらで入稿してBOOTHで受付するかもしれません。価格を考えるとやっぱり気が進まないのであまり優先度が上がりきらないですが🤔
これについてもしちょっと気になりますって方がいらっしゃいましたら拍手やマシュマロなどでお気軽にお知らせ頂けると嬉しいです(ˊᵕˋ*) (気になるだけで購入するとは言ってない、という感じでも全然OKです。)

マシュマロのリンクがいつからかどこにも貼られてなかったのでここに載せときます😅
ずっとTwitterに載せてると思ってた…！テキトーだなあｗ