今回の本についてちょっとしたおまけ的なことをこの記事の後半に書いてみました。4コマ小ネタ付き。
今後漫画で本を作ったらその傍らの小話をここに書いて、作品について話せることをどんどん増やしていこうと思ってます。
先へ先へ進めていきます。
主要キャラの基本設定が出来上がって、お噺の大体のところも決まってきてやっと漫画で本をつくるに至りましたが、これでたぶん全体の1%くらいの進捗率じゃないかと…いや本編がまだで外堀からお噺を進めているので0.7%くらいかな(ˊ_ˋ;)とにかく大ボリュームになりすぎてキャラクターもシナリオも後がつかえているので、このペースじゃいけないと毎日気を逸らせています。
今回のコミティアでお隣になったくみこさんがご自身のTwitterで馬琴御大のことに絡めて当プロジェクトについて言及してくださったんですが、今後長い時間をかけて作品を創り上げていくからには長生きしましょう!!と会場でお互い決意表明したりしながら作品について色々お話しましたᕙ( ˊᵕˋ )ᕗ
この幻創里見八犬伝は私のライフワークです。
世界観構成・人物設計・物語など作品に必要なすべての要素の基礎づくりと鍛錬や、順序立ててお噺にしていく段取りなど、絵を描くだけではない様々な制作工程がたくさんありますが、これからも作り続けていくそのための準備をしっかりして、途方もなく時間がかかっても諦めずに一つずつ作品にしていきたいです。
新刊裏話、の前に拍手のお返事を!
こうしてサイトやTwitterを覗いて頂いたり、イベントや通販で作品をお求め頂くこと、作品やプロジェクトにご感想まで頂くなんて、本当にありがたいことです…。改めてありがとうございます!!受け取った応援を大切に、日々もっと頑張ろうと意欲を焚き付けています。
12/5 次回の本に向けてコメントくださった方
次の新刊にご期待頂けてすごく嬉しいです、ありがとうございます…!!また本を完成させようという力が湧きました。主役の彼以上にあの子の昔の姿を早く描きたくて、現在ちょっとずつ準備を進めています(ˊωˋ*) 小さいふたりの様子を楽しんで頂けるように、これから制作頑張りますね!
* * *
ここから先は大角幼少期編を読んでくださった方向けの内容になります( ‘ω’人 )
今回の新刊を読んでないとわからない部分もあるかと思いますが、中身について触れてても大丈夫だよーという場合は未読の方でもドウゾ読み進めてみてください。
読書のすすめの弊害。
大角14歳くらい。
この頃既に眼鏡です。
今回の新刊で新キャラが3名登場し、ここまででお披露目できてる幻創里見八犬伝のキャラクターは29名になりました。
大角の養父である犬村伯父
実父の一角
継母の船虫
この3名が新たに加わっています。
名前の重なるふたりの呼び方については八犬士の彼が大角、養父の方は伯父と表記していきます。
以下今作中のキーワードと結びつけたちょっとした裏話。
【昆虫】
今回の本では色んな昆虫を描きました。八犬伝なのに虫だらけ。
原稿中、私のパソコン画面はしょっちゅう虫画像びっしりになっていました。
虫苦手な方にはどうかなと思ったんですが、まあ絵だし…(ˊωˋ ) 私もそんなに虫が得意な方じゃないんですが、絵のモチーフとしては興味関心が強くてよく画像検索したり虫の不思議特集みたいな動画を観てます。ゲジゲジとムカデとヤスデの違いが解る程度には昆虫が好きですw 画像や映像なら全く平気ですが生きてるやつはちょっとおっかなびっくり、という具合で…生き物好きとしてはもっと昆虫と仲良くなりたいんですけどね。急にこっちへ飛びついてこられるとウワ!!!てなります。写真撮ったりして観てる分にはほんとにどれもかわいいしかっこいいです(ˊエˋ*) 昆虫とか海洋生物など本当にどれを観てもその完璧なデザインに心服してしまいます…全てのデザインの頂点は大自然だと思ってます。
小さい男の子って虫が好きな子多いですよね。工作のモチーフにもよく虫が登場したりして、触覚や脚の節々のこだわった表現を観てコレいいなあー!!ってワクワクさせられることがよくあります。
幼い大角もほかの普通の男の子と同じように昆虫に興味を持ったのでしたが、その関心は少し違った方向へ…。
あの箱と行き場のないメッセージに重なっていきます。
ちなみに今回の本で主に参照した虫たちはこちら。
アブラゼミ/クロヤマアリ/ウスバカマキリ
ナミアゲハ/スジグロシロチョウ/ヤマトタマムシ
ミヤマクワガタ/ヤマトカブトムシ
【料理】
現在の犬村家には使用人(3巻人物紹介内のふたり)がいて大角が家事をすることはありませんが、かつてはあのように自炊をしていたのでやろうと思えばそつなくこなせます。
ただ、彼の料理はおいしいごはんであることよりも栄養価や薬効が優先されているので、家庭的な感じはなく、もし料理評論家が彼の手料理を食べたら「無機質」とコメントしそうな、そんな料理のイメージです。下手ではない、けどなにか足りない。
食事とはその人の生活そのもの、それまでの人生の歩みまでをも表します。そんな食事に関わるシーンをえがいて、大角の歩む時間の様子、暮らしの変化を映してみました。
【家について】
大角の家は伯父から継いだもので、現在27歳時点でも同じ家に雛衣と一緒に暮らしています。
私のシナリオ帳の中で『犬村邸』と表記されているこの家は、物語の重要な舞台の一つになるので今後間取りを含めた全体のデザインをしっかり完成させるつもりで制作計画を立てています。
新刊に登場した伯父の書斎ですが、概ねあんな感じのイメージ、というもので、まだ”仮想デザイン”です。(ほんとはデザインを完成させてから漫画を描く予定でしたが…その余裕がなかったのでデザイン作業は泣く泣く延期に。)
犬村邸の中であの部屋だけ洋室風です。椅子とテーブルがあり、背高の本棚があります。大角に洋室を充てがったのにも理由がありますが、それはまた改めて…特に大角の”仕事”の部分に関係してくるので、そのあたりが明らかになった頃に書こうかなと思います。
なんだかヒミツな部分が出てきて裏話なのにあんまり裏話になってないような…?
ひとまずいま書いておきたいのはこんなところです(ˊωˋ)
絵や文や漫画など作品として形にして公開できたものが自分の創作の”基礎・柱”となるわけで、それがあってこそ閲覧者さんに伝わるんだと思うので、設定などはただ言い並べるよりも公開できた作品に関連付けて語る、付随する情報から少しずつ切り分けていく、というようにしたいなと思ってたりします。
幼少期編の第一弾ができたので、これを私の漫画レベル1として、今後漫画での表現も色々できるようになりたいです。
そしてもう12月も半分が過ぎ…!コミティア終わってから必死でタスクのまとめ直しなどしまして、次からやっていくことがまた物凄い量に膨れ上がっているので、、間を置かずどんどんやっていかなくては!!
夏頃からずーっと非日常的なあれこれと並行して制作してきたのでティアも終わって今月入ってから結構ぐったりしかけてましたが、気合い入れ直してまた走りはじめようと思います٩( ˋωˊ )و